リニア新幹線、大井川の水問題  

               ’23  6/10

 リニア新幹線の工事をしたいJRと水を全部返せという静岡県との対決のようになっているこの問題ですが、 静岡県側の水を全部返せということは、個人的にはどうでもよいのではと思っています。問題は大井川の水量が減少し下流域住民の社会生活に困難が生じ経済的損失を被ることです。すでに大井川の水量は減少し続け、困った状態になっているため、今回JRが大井川上流にトンネル工事をするとなったので、これ以上水を減らすなとなっているのです。乱暴な言い方をすれば、水の全量などどうでもよいから、水の減少で経済損失が生じたら、JRが経済補償をするという一筆さえあればよいと思っています。JRもただ補償金をむしり取られるのは大変でしょうから、リニア新幹線の乗車料金に一人当たり¥10~100程度の予想されうる大井川水補償金を上乗せして乗車料金を設定すればいかがでしょうか。乗車する方々から一律幾らか含まれれば、乗る人が増えるほど補償金も増える可能性が大きいというものです。ただ大井川の水量が減少したからといって、すべての責任がJRにあるとは限らないでしょうから、免責については、その都度静岡県とJRとで話し合っていただきましょう。JRの責任によらない免責程度については、JR側が資料を提示して証明していただきましょう。要するに免責証明はJRの責任ということでお願いしたい。静岡県側は免責証明の程度により、補償金を決定し、下流域市町に分配しましょう。リニアの乗客が増えるほど、補償金も取りやすくなるので、リニア繁盛大いに結構です。